猫が猫を呼ぶ

動物霊となった猫が引き寄せるもの

 特に猫が好きな人は、
 外を歩いていても「」を
 簡単に見つけてしまいます。
 

 どんなところに身を潜めやすいか
 猫の習性を熟知しているだけに、
 たまたま見かけてしまうというよりも
 人間の方が猫がいないかしらと、
 つい、癖で目を見張っているのが
 正解でしょうか?(笑)
 

 

 「あの家は猫を飼っている」
 という情報がどこから漏れるのやら
 個人宅の玄関前に「捨て猫」を置いていく
 無法者がいることもありますが、
 時には猫の方から選んで?
 庭に迷い込んでくるケースもありますね。
 

 今日は亡くなってしまった
 「猫ちゃんの霊」について
 書いてみたいと思います。
 

 

 もう20年も前の話になりますが、
 予知夢を頻繁に見るようになったきっかけで
 横浜の霊能者の方を紹介されて
 視てもらった事があります。
 

 その方は大病をされ障害を持たれた代わりに
 「霊能力」を身につけられたそうで、
 「透視能力がすごい」という評判でした。
 確かに、私の夫の本家の家の間取りを
 言い当てられましたので
 本物の能力をお持ちでした。
 

 私は自分の守護霊が知りたくて伺ったのですが
 それよりも「猫が3匹憑いている」
 と言われたことの方が衝撃で、
 その時の守護霊の話は記憶が飛んでいます(笑)
 

 色や柄から、以前飼っていた
 兄弟猫であるらしい事がわかって
 少ししんみりしました。
 なぜならその2匹は私が実家にいた頃、
 留守中に家の外へと出てしまい、
 行方知れずとなった猫たちでした。
 

 当然その時から10年以上経っていましたので
 流石に亡くなっているだろうと思っていましたが、
 いざ、霊体となっていると聞くと
 「ああ、やっぱり死んじゃったのか」と
 心のどこかでずっと生き続けていてくれていたらと
 願っていた部分もあったので、正直、
 受け入れ難い、悲しい霊視でした。
 

 けれど、「憑いている」とは言っても
 「悪さをしている」わけではなく、
 「そばにいる」だけだと言われました。
 あと、少しだけ「守ってくれている」とも。
 

 しかし3匹のうち2匹は判定できたのですが、
 1匹だけどうしてもその猫がわかりませんでした。
 今までに「飼ったことのない柄」だったからです。
 

 

 家に帰ってから、「ああっ!」と
 突如思い出しました。
 

 

 飼ってはいないけど、
 

 最近近所で亡くなった野良の子猫
 

 

 の事だったのです。
 なぜ野良が憑いたのか?
 

 思い当たる節が思いっきりありました。
 

 当初、私はその子猫を保護しようと思ったのです。
 けれどうまくいかなくて次回に回したのです。
 数日して、近所の家の前の歩道に段ボールが置いてあり、
 何だろう?とどうしても気になって(嫌な予感)
 そっと開けてみたら、
 その子猫の遺体が入っていたのです。
 

 死因は不明でしたが、とにかく
 そこの家の人が段ボールに入れて
 どうやら役所に引き取り依頼をした様でした。
 

 私はとてつもない罪悪感に襲われて、
 後回しにしたことをとても後悔しました。
 その日はとにかく子猫に謝って
 天国で幸せに過ごせるよう祈りました。
 

 

 たったそれだけのことで、憑くんだ。
 とすごく驚いたのでした。
 

 

 霊能者さんからは、
 憑くことで悪さはしないけど、
 あまりたくさん憑いているのもよくない。
 と言われました。
 

 「影響」されるようです。
 

 猫の習性・性格に影響を受けるようなのです。
 私の睡眠時間が長いのはきっと、
 「猫のせい」です(笑)
 

 

 とりあえず3匹の猫に
 守ってもらっているとわかると
 今度はその子猫と同柄の、
 ひどく猫風邪をこじらせた
 迷い猫を保護しました。
 

 顔は鼻水が垂れてぐちゃぐちゃで
 成猫なのにえらく体重が軽い。
 人馴れしていたので
 飼われていた節がありました。
 

 当初は全身すすけ汚れて、
 何色かもわからないくらいでしたが
 毎日体を拭いてあげて
 少しずつ毛色が判明して、
 あの子猫と一緒だとわかった時は
 感慨深いものがありました。
 

 しかし保護と言っても自宅にも猫がいた為、
 うつすといけないので地域猫としての扱いでした。
 雪も散らつく真冬に可哀想でしたが、
 その子は駐車場に停まっている
 車のタイヤに乗って夜を過ごしていました。
 エンジンが暖かいのを知っているんですよね。
 

 私は感染の万一を考えて
 防護服のような出立ちで
 病院でもらった薬を毎日投薬をして、
 2ヶ月くらいでしたか、
 その猫はとても元気になり
 里親探しを始めようと
 掲示板に掲載したところで
 

 突然姿を消しました。
 

 

 今思えば、
 

 私がその子の世話をし、
 日々公園で過ごすことが、
 その子と私のミッションだったんだなぁと。
 

 私は猫たちにとても癒されているのですね。
 

 ………
 

 そうして書いている今、
 思い出しました!
 そう言えば、
 この子とそっくりな猫を中学の頃、
 授業中に膝の上で抱いた事がありました!
 

 古い平家の校舎で、
 出入り口など開放していたせいか
 猫が外から侵入してきたのですね。
 

 授業中だから同級生はみんな静かに
 無視をしていましたが(笑)
 私はこっそり先生の目を盗んで猫を捕まえて、
 膝の上でずっと撫でて過ごしました。
 

 私にしてはずいぶん大胆なことをしました。
 中学時代は私にとっては暗黒時代だったので
 その時は猫がとても癒しの存在でした。
 

 

 すっかり忘れていたことを
 こうして書いていて、
 大事な思い出を思い出す事ができました。
 人生の中で同じ猫が巡っている?(笑)
 

 たまたま柄が同じなだけかも知れませんが、
 そこはどうでもいいのです。
 

 私はそうして猫たちと出会い、
 癒されてきたという事実があるだけ。
 

 

 それだけでもう幸せなのです。
 

 

 守ってくれてありがとうございます。

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